全国には多くの歯科医院があります。
歯科業界は過当競争のため倒産する件数が多いとか、年収300万円台のワーキングプアな歯科医師がたくさんいるとか、悲観的なことを叫ばれることが多くありますが、私たちが考える歯科業界の将来は、決して暗いものではありません。
それは歯科医療が「むし歯や歯周病などの不具合を治療して治す」だけではなく、「人の幸せを変えることができるすばらしいサービス」だと考えるからです。
今日の歯科医療はめざましい進歩を遂げており、一つの症状に対していろいろな治療の選択肢が出来ました。しかし、患者は医療機関にかかって病状に対しての治療を行うことには選択肢がないと思いがちです。なぜなら日本では「国民皆保険制度」のため、ほとんどの治療行為に対して保険が使えるので、「保険治療が普通」といった考えがあり、また「医療は専門的で難しい領域」といった固定観念から治療方法について「自分自身で考え、より良い方法を選択する」といったサービスを受ける上ではごく当たり前のことを放棄してしまい、医療者任せの治療を受けることが多いからです。
もちろん保険診療でも最善の治療を行えることは多いと思います。しかし様々な技術革新を続けてきた歯科医療界では、必ずしも保険だけで最善の結果が得られるのではなく、インプラントや矯正などをはじめとした自由診療を使ってこそ、ベストな結果をもたらす場合が多いでしょう。そのベストな方法を患者は選択することで、その後の人生において幸福度が大きく変わると私たちは考えています。
ですから、患者が当たり前の治療行為だけをただ提供する歯科医院ではなく、ベストな治療提案をしてもらえる歯科医院に出会うことで治療を自発的に受けるように変化し、多くの治療を受診することで患者自身への利益となり、またそのことは歯科医院の利益、発展へとつながるものだと確信しています。